化石燃料の活性化による燃焼効率向上と、地球温暖化物質・有害物質削減を実現する「簡易着脱式車両用機器」の商品化
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:有限会社プラン・テック

 2)資 本 金:6,500千円

 3)従業員数:5名

 4)業  種:冷暖房設備工事業

 5)売 上 高:52百万円(平成13年5月期)

 6)所 在 地:岩手県盛岡市

 7)経営革新のパターン: 新商品の開発又は生産
                  商品の新たな生産又は販売方式の導入


2.既存事業の概要
当社は住宅関係の冷暖房・空調設備工事等を主な業務として、平成4年9月に事業を開始しており、各種工事のほか、省エネルギー機器等の製造・販売も行ってきた。

3.経営革新の具体的内容
現会長の経験から、電磁波・遠赤外線等が分子構造を活性化するという特性に着目し、当社は本業とは別にこれまで様々な応用分野を研究してきた。平成12年には、商船会社グループと大型船舶用エンジンの燃費改善の共同研究を行い、化石燃料である重油の燃焼効率の向上と二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOX)等の地球温暖化物質、有害物質の削減を図る装置の開発実験に取り組み、効果を検証した。平成13年度はこの技術を自動車分野に応用した装置の開発に取り組むこととし、経営革新計画の承認及び補助金の交付決定を受けて事業を開始した。
装置は筒状で、燃料タンクとエンジンを結ぶパイプの外側から簡単に装着できる。磁石とセラミックにより磁気と遠赤外線を発生させ、この中を通った炭化水素が細かく分離するため、燃焼効率が向上するという仕組みで、この結果、排ガス中の不純物減少や燃費向上等の効果が見込まれる。試作品の製作、公的試験機関による実証試験、大学教授への試験依頼、モニターによるテスト等により商品の完成度を高め、一定の評価を得た。平成14年度から車両用、船舶用の本格販売を開始する予定である。タクシー、トラック、バスといった業務用車種においては、有害物質の削減が緊急の課題になっていることから、この装置のニーズは高いものと思われる。当社の会長は、「補助金があったおかげで、思い切って商品開発に踏み切ることができた。」と語っている。

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