ニッチ市場を追求して自社製品を開発、更なる需要拡大
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:株式会社三洋環境社プランナー 代表取締役 檜垣 徳仁

 2)資 本 金:10,000千円

 3)従業員数:16人

 4)業  種:建物サービス業(病害虫の駆除、殺虫・殺菌消毒及び一般清掃)

 5)売 上 高:129,590千円(平成13年6月期)

 6)所 在 地:宮崎県宮崎市

 7)経営革新のパターン:新商品の開発又は生産

2.既存事業の概要
昭和63年4月の設立以来、害虫駆除をはじめとして消毒業を中心にビジネス展開を図ってきたが、近年の食中毒事故、院内感染事故、空気感染事故(インフルエンザ、結核菌等)の影響から、消毒業務の中の細菌消毒分野に業務を拡大するとともに、殺菌脱臭という分野に力点を置き、専門部署を設けるなどその取り組みを強化してきた。

3.経営革新の具体的内容
前述のとおり、自身の健康を守るため環境に対する認識が年々高まる一方で、インフルエンザウィルスに代表される様々な病原菌が、目に見えない不安として広がりつつある。このような状況のもと、当社は、紫外線とオゾンで空気の殺菌、脱臭を行う「オゾン・エアー・ダスター」を開発し、平成14年4月から販売に着手する計画である。この新商品は、電動で空気を取り込んで殺菌、脱臭する循環方式となっており、紫外線ランプで空気中の細菌のDNAを破壊し、オゾンの力で脱臭を行うものである。同社の測定によると、空気中の浮遊菌を約9割カットでき、臭いは人間が感じるレベル以下に抑えられている。同社は、6年ほど前から開発に着手し、中小企業経営革新支援対策費補助金を活用し、商品化に向けた試作品開発に取り組むなどして、極めて珍しいと言われる殺菌と脱臭の両機能を備えた、家庭用(冷蔵庫、トイレ、室内用)、業務用、OEM発注の店舗・工場用で合わせて、現在15種類 の商品ラインアップとなっている。積極的な販売促進を図るため、県外の電気卸売業者と販売専門会社を設立し、県外のビル清掃業者をはじめ20社と代理店契約を締結しているが、平成15年までに九州内における販売代理店を50店まで拡大する計画である。また、普及の鍵を握る価格設定については、海外生産を通じて大幅なコストダウンを目指しているところである。同社は、大手が取り組まないニッチ市場を追求して自社製品開発を展開してきたが、化学物質に過敏な人が増えている現状から、脱臭に対する意識も今後、欧米並に高まると想定し、更なる需要拡大を見込んでいる。

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