産業車両用システムタイヤなどの産業用資材のオリジナル製品の直販事業の展開
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会社名:株式会社 フクナガエンジニアリング

 2)資本金:3,000万円

 3)従業員数:30名

 4)業 種:サービス業(廃棄物処理業)

 5)売上高:7億8千6百万円

 6)所在地:大阪府大阪市城東区

 7)経営革新のパターン:新商品の開発又は生産

2.既存事業の概要
同社は、平成6年設立の金属資源の回収・処理業者である。主たる業務である金属原料の回収/加工処理業務を展開する中で、従来型の事業形態を全般的に見直し、収益力の強化と社会的ニーズに対応し、特に近隣地域との共存に配慮した都市型リサイクル工場を目指した業態への革新に取り組んでいる。これまで、長年培ってきた金属リサイクル事業に関するノウハウや信用、また、貿易業務に関する知識と経験により、「金属スクラップの輸出入事業」を商社を経由しない直接取引という強みを活かす事で、スピードとコスト面で優位性を発揮し、輸出入事業の順調な拡大を成し遂げてきた。さらに、自社開発のコンテナバックを中国で生産し、直接販売しているが、業界の常識を打ち破り、従来の100分の1の小ロットでかつ半額での提供を可能としたため、市場での好評を得、現在、同社の売上の40%近くを占める事業にまで成長させている。 

3.経営革新の具体的内容
本計画においては複数のオリジナル製品の開発・販売を計画している。その中核となるのが産業車両用新システムノーパンクタイヤ「エコソフト」である。ノーパンクタイヤ(ソリッドタイヤ)は、空気チューブを持たないゴムの固まりであり、一般的に重い貨物を劣悪な路面環境において使用しているが、従来品は振動吸収性が悪く、コスト的にも高額であると同時にゴム使用量が多いため環境面でも配慮が必要であった。そこで同社が開発したエコソフトは、コアタイヤとカバータイヤを組み合わせる新システムのタイヤで、タイヤのトレッドが磨り減った場合にはカバータイヤのみを取り替えることで、コスト的にも環境面でも改善されている。また、コアタイヤに特殊な切り込みを入れたことでノーパンクタイヤの欠点であった振動吸収性も高めることができる製品である。本製品に関しては米国、オーストラリアなどや日本など全17カ国で特許を取得又は特許審査中である。このほか、同社では従来のトラックシートを軽量化したメッシュトラックシートや産業車両用油圧ホースなど新製品開発を行うとともに、直接販売の展開を目指し、売上の向上を図り経営革新を進める。さらに、都市型リサイクル工場の実現のため、廃水処理施設や防音・防振設備を設置し、近隣地域との共存を図ることにより、社会的貢献度の高い事業形態への確立を図っていく。

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