24時間コンビニGMP工場への再構築
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会社名:株式会社 大阪製薬

 2)資本金:5,000万円

 3)従業員数:129名

 4)業 種:製造業(化学工業)

 5)売上高:64億4千1百万円

 6)所在地:大阪府東大阪市

 7)経営革新のパターン: 新商品の開発又は生産
                  商品の新たな生産又は販売方式の導入

2.既存事業の概要
同社は、1888年創業、昭和42年会社設立の製薬会社。医薬品分野から防虫・殺虫剤、防臭・芳香剤等の分野に主力を移し、OEMとして主に大手製薬メーカー等向けに生産・販売し、この顧客先ブランドによる生産品売上が全体の約98%を占め、これによりこれまで発展を遂げてきた。防虫剤・殺虫剤開発のために蚊・蝿・蚤・ダニ・ゴキブリ等の不快害虫の研究開発においては独自の技術力を有し、又、ペット関連の商品についても、これまでに合成樹脂に殺虫剤を練り込んだ「ノミ取り首輪」等を日本で初めて商品化した実績を持っている。こうして順調に業況を拡大してきたが、医薬品業界における規制緩和の流れにより、これまでのような安定的な下請関係が保障されない時代へと変化する中、これをビジネスチャンスとして、本社工場及び各工場の再構築を図り、医薬品の製造管理及び品質管理基準であるGMPを満たす工場への再構築計画が平成12年12月に大阪府に認定された。

3.経営革新の具体的内容
本計画においては、3つの大きな特徴を持っている。第一は、「昆虫工場」を目指していることである。昆虫の研究では業界トップクラスの実力を生かし、昆虫の生態や免疫力、環境適応能力を生かした新製品の開発に着手している。この他天然、自然の素材による忌避剤の開発など、昆虫の長所や特性を活用する製品づくり、工場づくりを目指している。第二の特徴は、スイッチOTCに積極的に取組み、これまで医師や獣医の処方によって病院や薬局で販売されてきた製品を、様々な工夫や改良・研究を重ね、医薬部外品の認定を受け、ドラッグストアやスーパーでも販売できるようにし、新たな販路先を開拓している。第三の特徴は、これまでのメーカー重視のビジネススタイルから脱却し、ドラッグストアやホームセンター、スーパーといった様々な業態の顧客に対応できる生産体制の確立を目指している。ドラッグストアなど規制緩和の進展によって新たなパワーを持った新しい顧客に対応するため、多品種小ロットに24時間対応できる工場の構築を目指している。これらの取組みを進めることにより、更なる経営基盤強化と売上、利益の向上を図り、経営の革新を図る。

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業種別・目次
経営革新のパターン別・目次