食品輸送における新温度帯システムの構築
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:マルエス梱包運輸(株)

 2)資 本 金:10,000,000円

 3)従業員数:73名

 4)業  種:道路貨物運送業

 5)売 上 高:940,745千円

 6)所 在 地:山梨県東八代郡石和町

 7)経営革新のパターン: 「役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動」

2.既存事業の概要
当社は昭和44年創業の運送業。食品関係の企業を主力取引先とし、主に関東圏で営業を行っています。県内運送業者のほとんどは保有車両10台以下で運送業大手からの下請的な仕事を行っている企業が多い中で、当社は111台の車両を所有し荷主企業と直接取引を行うなど元請け率も高く、前年実績で10万tを超える貨物取扱いを行う県内トップクラスの運送業です。

3.経営革新の具体的内容
現在、大手企業による集団食中毒事件等をきっかけに、消費者の食品の安全性に対する強い要求がみられます。社会が要求する食の5A(安全・安心・安価・安定・味)、健康志向等の顧客満足を実現するには、川上の生産者サイドと、川下の消費者サイドの接点である物流サイドがイニシアチブをとって食の供給システムを確立することが重要になっています。このため、輸送と保管の両面から低温物流の3PL(サードパティー・ロジスティクス)事業に乗り出し価格折衝もままならない下請的立場から、取引先にトータルな物流業務の提案ができるイコールパートナーへ転身することを考えております。また、その中核となる物流センターの役割が今まで以上に重要となりますが、この度常温、+5℃、-2℃〜-10℃、-25℃の4温度帯で原材料の品質管理ができる倉庫施設をつくり、原料が各倉庫を通り徐々に解凍させながら加工しやすい状態で各取引先に共同配送するシステムを構築します。これにより車両の削減が図れコスト低減も可能となってきます。


 

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