新ワインブランド「アルガ」と会員制システムの確立
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:勝沼醸造株式会社

 2)資 本 金:10,000,000円

 3)従業員数:25名

 4)業  種:果実酒製造業

 5)売 上 高:545,121千円

 6)所 在 地:山梨県東山梨郡勝沼町

 7)経営革新のパターン:商品の新たな生産又は販売方式の導入

2.既存事業の概要
当社は昭和12年に前身の金山葡萄酒協同醸造組合を改組して創業し、現在、ワイン60%・果汁40%の売上割合で、720ml換算60万本程度を生産する地場企業ですが、グローバル化する市場に対応するため、既に1986年から、RO逆浸透膜濃縮装置、氷果仕込み、減圧濃縮装置などを導入し果汁を凝縮して醸造する新しい製造方法や1990年より社内に専任の栽培課を設け、ワイン専用品種のカベルネ・ソーヴィニオンやシャルドネなどのワイン専用品種の自家栽培に着手するなど世界に通用するワイン造りに向け奮闘しています。

3.経営革新の具体的内容
平成10年前後の空前のワインブームが終息し、加えてボーダレス化した市場での海外品との競合激化は、ワイン業界の経営環境をますます厳しいものにしています。また、流通業界は、大量生産大量消費型の販売戦略から脱却せず、個性化した商材の販売に傾注する業者は、まだ非常に希少であるのが現状です。こうした状況下、当社の経営理念である「人々に感動を与えるワイナリーの創造」に基づく3つのテーマ、(1)「たとえ一樽でも最高のものを」、(2)「小さなワイナリーであることに誇りをもつ」、(3)「自らがワイナリーの顔であることを自覚し責任をもつ」に沿って、従来までの「量の増大」から「質の向上」に向けて変革するための事業を立ち上げる。その大きな柱として、(1)「高品質なワインを安定的に生産できる生産体制の見直し」、(2)「直販比率を高めるための会員制販売システムの構築、(3)「都内から100kmという立地を生かしたホスピタリティー体制を備えた都市交流型ワイナリーの創造をめざす」があり取り組みを強めているところです。また、このため、従来の「勝沼醸造」のブランドと別に新たな会員制直販向けに、他社の追随を許さない世界水準の高品質なワインを「アルガ」ブランドとして確立していきます。


 

都道府県別・目次
業種別・目次
経営革新のパターン別・目次