WATSim日本対応版の市場調査及びWATSim日本対応版の開発
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:ユーデック株式会社

 2)資 本 金:5000万円

 3)従業員数:10名

 4)業  種:建設コンサルタント

 5)売 上 高:

 6)所 在 地:東京都千代田区

 7)経営革新のパターン: 新商品の開発又は生産
                  新役務の開発又は提供
                  商品の新たな生産又は販売方式の導入
                  役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動

2.既存事業の概要
不動産開発に関わる総合プロデュース、ビジネスコンサルティングサービス、設計監理、タウンリソースプランニング

3.経営革新の具体的内容
日本及びアジア諸国の共通の課題である交通問題解決を図るためのツールの開発。トラフィックエンジニアリングという分野において、我が国は、欧米に比し、相当立ち遅れている。そこで、廉価で高機能なツール開発を行い、まずは(1)行政の現場、(2)大学及び大学院をメインターゲットに浸透を図り、裾野の拡大とともにマイクロシミュレータの市場育成を図ることとした。民間企業には相当な対価で販売し、今回の投資の回収を図るとともにV字回復を目論むものである。弊社では過去4年に渡り、交通シミュレーターの研究開発を行っており、製品化のタイミングを計ってきた。しかしながら、完全な自社開発では提供価格、運用事例実績の点で、問題があることが判明した。広く一般の利用に耐える製品とは、(1)信頼性があり、(2)使いやすく、(3)廉価であることが求められたのである。そこで、既に、豊富な運用実績があり、広域エリアの複合交通を取り扱える米国KLD社のWATSimを基本エンジンとし、我が国の交通計画の現場ニーズをこれに適合させることにより、上記課題を克服したいと考えた。まず、立地法を含む地域交通計画及び運用の当事者である地方自治体に対し、訪問ヒアリング調査を行い、直面する課題と課題解決に必要とされるツールに関してのニーズを調査した。全国で面談した行政担当者は350名であった。上記ニーズ調査の結果を基に、弊社にてWATSimの機能変更、追加のロジックと仕様書を作成し米国KLD社と、上記目的を達成する最もコストパフォーマンスのよい方法を協議した。その結果、弊社スタッフが米国KLD社にて、同社スタッフとともに上記仕様書に基づくソースの変更を行う共同開発がベストということになり、実施した。α版、β版、各段階で東京工業大学屋井研究室と弊社にて技術検証を積み重ねた。それと同時に米国におけるWATSimの適用事例を調査し、整理分類の上、Webにデータベースを構築した。弊社は従来の道路事業優先の街づくりから、使い手のアクティビティ優先の街づくりへシフトすべく、TRPというコンセプトを掲げている。本研究開発は、その第一弾として、都市交通問題の解決に役に立つツール開発を目的としている。交通問題は単に道路整備側だけの課題ではなく、社会、経済、環境あらゆる領域と相互に関連する。本件で扱うビジュアルな動的シミュレーションは、このような複雑な因果関係を解き証し、生活者を含む関係者の解決コラボレーションを実現するものと考えている。

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