新品福祉用具終身使用権システムの導入
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:株式会社シルバーとっぷ

  2)資 本 金:30,000千円

  3)従業員数:38名

  4)業  種:その他の小売業

  5)売 上 高:10億円

  6)所 在 地:千葉県富里町

  7)経営革新のパターン:商品の新たな生産又は販売方式の導入

2.既存事業の概要
(1) 高齢者・障害者向けベッド、入浴装置、リハビリ機器等の福祉・介護用品の販売及びレンタル事業を中心に、住宅改修や機器メンテナンス等の福祉関連附帯サービスを行っている。
  (2) 千葉県全域の老人ホーム、ケアセンター、病院、身障者施設、在宅介護支援センター等への納入実績を有し、業績は順調に伸びている。

3.経営革新の具体的内容
(1) 本計画は、新品のベッドや車椅子等の介護用品を、定価の半額で、不要になるまで使用できる権利を販売するという新しい販売方式を考案し、事業化を図ろうとするものである。
  (2) 一般家庭では、介護用ベッドや車椅子の購入に際し、次のような問題点がある。
 1)介護用ベッド等の使用期間は比較的短いため、自費購入の場合は購入費
   用が高額となり負担が大きい。
 2)レンタルの場合はコスト的には安くなるが、他人が一度使用したもので
   あることに対して心理的抵抗感が強い。
 3)購入した場合、用具の必要性がなくなると粗大ごみとなり、廃棄処分に
   困る。
  (3) 当社が考案した「新品福祉用具終身使用権システム」は、新品の福祉用具を不要になるまで使用する権利を購入してもらうものであり、次のような特徴がある。
 1)新品の福祉用具を定価の半額(≒仕入原価)で購入できる。
 2)不要になった福祉用具は、当社が無償で引き取り、社内で滅菌処理し
   た後、ケアセンターや病院向けにレンタル又は販売する。
 3)一般家庭にとっては、低価格で購入できること、新品が使用できること、
   廃棄処分が不要になるというメリットがある。
 4)新品を販売した時点で原価は回収されているため、ケアセンターや病院
   向けには低価格で販売・レンタルできる。
 5)ケアセンターや病院では、品質の良い商品を低価格で購入・レンタル
   できる。
 6)当社では、利益回収期間が長くなるというデメリットはあるが、一般顧
   客や病院・ケアセンターへの低価格販売が可能なため、他社との優位性
   が発揮できる。
  (4) 約1年前から試験的に販売してきたが、一般顧客や病院等の反応は好評であることから、今後、広告宣伝活動の強化と介護ショップの多店舗展開を図り、本格的な事業化を進めていく予定である。

 

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