製造工程の総合デジタルワークフロー化等による印刷品質向上・コストダウン・納期対応力強化
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:田宮印刷株式会社

 2)資 本 金:80,000千円

 3)従業員数:150 名

 4)業  種:印刷業

 5)売 上 高:3,469,740千円(平成13年3月期)

 6)所 在 地:山形県山形市

 7)経営革新のパターン:商品の新たな生産又は販売方式の導入

2.既存事業の概要
当社は、明治43年創業の印刷会社で、チラシ・パンフレット等を主力とする山形県内でもトップクラスの印刷業者で、企画から印刷までの一貫体制を有し、印刷物の品質の高さ(企画面、編集面、色)等を武器に安定受注を確保してきた。これまでも、(1)プリプレス(編集・刷版)工程におけるデジタル化された設備力・設備の運用力、(2)プレス(印刷)工程における熟練工の技術レベルの高さ、を背景に高い印刷品質を実現してきた。

3.経営革新の具体的内容
これまで当社は、印刷の品質(色)レベルについては、オペレーターの技術(色校正済刷見本と印刷物を見ながらインク等の調整を行う技術)に依存しており、加えて、印刷工場の温度(インクの粘度や印刷機に影響)や湿度管理(静電気発生によるトラブルに関係)も充分には行っていなかったため、(1)品質(色)のバラツキが発生する、(2)ためし刷り用紙の無駄が多く受注の小ロット化の流れの中で材料費の負担が重くなりつつある、(3)試し刷りから本印刷に入るまで(段取り)に時間がかかる、等の問題があった。 こうした状況に対処するため、当社は、新工場を建設し、(1)最新鋭の印刷機(オフ輪)を導入、色情報を編集用コンピューターからデジタル情報のまま印刷機に直接入力し印刷機の色調整を行なうとともに、(2)空調管理を行なうこととした。これにより、(1)オペレーターの技術に左右されずに高い品質(色)を確保、(2)試し刷り用紙の無駄の圧縮(価格対応力強化)、(3)段取り時間の短縮(納期短縮)、が可能となる。このような取り組みにより、一層の受注拡大を図り、経営革新を進めていくことにしている。

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業種別・目次
経営革新のパターン別・目次