低価格・高品質な床暖房付・木造3階建賃貸用共同住宅の販売
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:株式会社千歳工務店

 2)資 本 金:20,000 千円

 3)従業員数:11 名

 4)業種:総合建設業(公共工事・一般建築工事の設計・施工)、不動産の売買・仲介

 5)売 上 高:670,873千円(平成13年4月期)

 6)所 在 地:山形県山形市

 7)経営革新のパターン:新商品の開発又は生産


2.既存事業の概要
当社は、山形市内を受注エリアとする木造の一般住宅を主体とする工務店で、 一部賃貸用共同住宅の施工も行ってきた。当社の主力の一般住宅においては、2〜3世帯住宅を中心とし、(1)顧客の生活スタイル に密着した住宅作りをモットーに徹底した顧客ニーズの吸い上げを行った上で間取り・部材・設備機器の提案を行なうこと (2)社長のデザイン情報の収集努力を背景とした高い デザイン力(3)当社独自(実用新案取得済)のメンテフリーで低コストな石油式蓄熱床暖房装着(4)部材仕入先を部材毎に一本化すると共にカナダ等の直輸入部材と競合させることで建材調達コストを圧縮し高品質ながら割安な価格を実現していること(5)丁寧な施工を武器に受注の大半は口コミにより獲得するなどにより、教員退職者や公務員などを中心に高い評価を得てきた。また、共同住宅は、高いデザイン力、高品質な部材を使用する割に安価な価格設定としていること、丁寧な施工、を売り物に、2階建は木造、3階建は鉄骨造の商品を供給してきた。

3.経営革新の具体的内容
当社は、木造3階建共同住宅に対する平成10年の建築基準法の規制緩和を契機に、木造3階 建共同住宅タイプの商品力強化を図ることとした。これまで、3階建木造住宅は、通常、鉄骨に比し構造材が割安になるものの、建築基準法に細かく規定された耐火仕様とするため、通常、(1)設計工数が鉄骨比1.5倍以上、(2)施工工数も鉄骨比1.3倍かかり熟練も必要、(3) 耐火仕様とするため部材コストが嵩む、等の問題から鉄骨に比しさして割安な価格が実現できないばかりか、施工の不慣れによる採算割れリスクもあった。そこで、当社は、(1)設計のマニュアル化による設計工数圧縮、(2)割安な部材の調達力、(3)木造住宅の施工ノウハウの活用、(4)賃貸用としてはめずらしい当社独自のメンテフリー の床暖房の装着、などにより低価格で高品質な商品を開発した。今後は、営業マンを新規に採用し、ターゲットを3階建のニーズが高いと見られる市街地に遊休地や老朽アパートを保有する地主に絞り営業活動を展開していく計画で、このような取り組みにより増収増益を目指し経営革新を進めていくことにしている 

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