GPSを活用した管理システムで提案型運送会社への転換
経営革新支援の手引き

1.企業の概要
 1)会 社 名:静内自動車運輸株式会社

 2)資 本 金:14,255千円

 3)従業員数:140人

 4)業  種:道路貨物運送業

 5)売 上 高:1,765,723千円

 6)所 在 地:北海道静内郡静内町

 7)経営革新のパターン:役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動


2.既存事業の概要
昭和27年に法人を設立し、その後、一般路線貨物の免許を得て営業を行い、主な取引先と して日清食品(株)がある。食品部門を中心として、顧客開拓をおこなってきた。

3.経営革新の具体的内容
GPSを活用した運行動態管理システムを導入し、受注受身型企業から提案型運送会社への転換物流業者として、生産性向上による価格競争力を持ち、適正運賃に注力し、積載率の向上、配送の効率化に取り組み、 他社との差別化、競合に対応する。
(1) 取り組むべき課題                                
1)顧客ニーズへの対応
 ・生産性の向上、効率化による適正価格の追求。
 ・配送依頼した荷物の動向をリアルに把握する。
 ・高品質の配送、集荷、配達時における待時間の短縮。
 ・集配ルートの効果的な選択。
2)当社のニーズ
 ・ドライバーの運転状況把握。
 ・運行情報に基づく配車予知で、効果的な車両管理。
 ・運行状況の問い合わせに対する適確な回答。
 ・データ蓄積、データ分析による生産性の向上、積載率引き上げで売上増加。
(2) 上記(1)の課題の解決をするため、運行動態システムを導入することにより、
1)
情報伝達の双方向性〜緊急連絡、定期的な報告、特に道路・天候情報が安全管理、品質管理に直結する。
2)
待機時間の分析〜待機時間の減少・改善で「時間当たりの売上げを高める=生産性向上」 付加価値を高め価格面で顧客への還元が可能になる。
3)
車両積載情報の掌握〜積載スペースのムダを排除し、積載率向上で一車両当たりの売上を高めることができる。
(3) 展望
今回の運行動態システムを導入することにより、取引先の業容の拡大、集約及新規取引等につながり、また、今後はこれまで商品管理に使用されていたバーコードが、マサチュ-セッツ工科大学で研究・実用化された「ICタグ」への切り替えが見込まれ、その対応を可能とし、より科学的な営業活動を目指すものである。

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