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天皇陛下御即位記念 天皇陛下と中小企業・小規模事業者とのお関り

令和元年5月1日

始めに

天皇陛下には、皇太子殿下時代から中小企業・小規模事業者を御視察頂き、その技術や製品について、中小企業の経営者だけでなく、現場で働く従業員にまで熱心にご質問をされるなど日本経済の屋台骨である中小企業の方々に御関心を示され、励まして頂きました。天皇陛下と中小企業とのお関わりについて、御視察時の御写真とともに振り返り、天皇陛下の御即位を御祝い申し上げます。

平成17年11月4日 ナカシマプロペラ株式会社

 

同社が製造する船舶用の巨大なプロペラや、その加工技術を応用して取り組んでいる医療用人工関節の製造現場を御覧になった。職人芸による繊細な加工技術にご興味を示されるとともに、職人への労いの御言葉やお茶出しをした職員への感謝の御言葉をかけられるなど、陛下の繊細でお優しいお人柄が伺えた。陛下が被られたヘルメットは10年以上たった現在もロビーに同社の記念として飾られている。

平成18年11月2日 宇部蒲鉾株式会社

 

同社の「かまぼこ歴史館」において、蒲鉾造りの昔ながらの手造りの実演の様子を御覧になられ、同社社長から蒲鉾の歴史の御説明を受けられた。蒲鉾は900年近い歴史があることの御説明を受けられ、歴史の古さに大変驚かれた。

平成19年10月13日 「清酒 高清水 醸造元」秋田酒類製造株式会社

 

同社の仕込タンクの内部を御覧になり、日本酒の醪について御説明を受けられた。杜氏に対して、どれくらい仕事を続けているのか、どのような事で苦労されているのかなど、従業員一人一人を労うような御質問をされた。

平成23年1月21日 アマダホールディングス

 

同社は大企業ではあるが、板金加工機械の製造を行い、板金加工業の多くの中小企業に同社製造機械が使用されている。同社の機械の教育を行うアマダスクールでは、中小企業の社員のための研修が行われている。その研修の際、どのような機械を使い、加工されるのか陛下は熱心に御質問された。

 

同社の板金加工機械によって、中小企業の社員がつくった研修用のサンプルを手にとり、出来栄えについて大変驚きになられた。

平成24年10月27日 株式会社河野メリクロン

 

出迎えられた同社の副社長から「愛子さま」という種類のシンビジウムで作った花飾りをプレゼントされると、大切に持って帰ると大変喜ばれた。また同社社長から「一つの品種が作られ、家庭に届くまでには10年かかる。」との御説明に大変驚かれた。

平成27年8月1日 株式会社木原製作所

 

同社の乾燥機で椎茸が乾燥される工程を御覧になり、熱心に御質問をされた。また色、ツヤ、香りを保って乾燥できる同社の食品乾燥機で乾燥させた白ねぎやイチゴの香りをかがれ、六次産業化の大変面白い取り組みだと、従業員に熱心にお声かけをされた。工場で作業をする社員に対しても、暑さを労うお声かけをされ、当時の従業員はそのお優しい御気遣いに心を打たれたと語る。

平成28年10月8日 株式会社国際電気通信基礎技術研究所

 

同社は脳情報科学、ライフ・サポートロボット、無線通信、生命科学等に関する先進的な研究開発を行っている。その中で「人と共生するアンドロイド」の研究も行っており、その自立対話型アンドロイドを御覧になられた。同社の人工知能による精神疾患バイオマーカーや治療、リハビリテーションの技術は介護にも使えるかどうかなど、多岐に亘る御質問をされ、今後の研究の発展に期待する旨の御言葉をかけられた。

平成29年3月8日 株式会社由紀精密

 

同社は、小さなねじを作る町工場として創業して以降、60年以上にわたり金属の切削加工に取組む一方、高品質で高付加価値の製品を提供するビジネスモデルへの転換を図ってきた。同社が関わるプロジェクトや最終製品の展示、金属加工のデモンストレーションを1日かけて御視察された。プロジェクト展示では宇宙産業を始め航空産業、医療産業、機械式時計の部品や最終製品など多くの作品を御覧になった。

平成30年10月12日 株式会社SHINDO

 

同社は繊維資材製造を行っており、服飾資材から航空機の部材まで幅広く手掛ける同社の技術に大変な御関心を示された。見る角度によって色が変わるジャージなどの展示品をじっくりと御覧になった。

平成30年8月7日 宗玄酒造株式会社

 

同社は鉄道の廃線跡を同社製造の日本酒の貯蔵庫として活用している。大手航空会社のファーストクラスにも使われる日本酒に大変な御関心を示された。