3. 平常時におけるBCPの策定と運用(中級コース)

 BCPを策定し、日常的に運用する手順を説明します。この策定・運用のサイクルをあなたの会社の経営に取り込んで下さい。

BCP事業継続計画
災害時において中核事業を中断させないようにする、または、万一事業活動が中断した場合に目標復旧時間内に重要な機能を再開させるための手順を記したものであり、災害時に利用するものです。

BCPサイクル
 組織が存続し続けるために中核事業の特定と事業継続に関する障害を認識し、災害時等において当該事業を継続するための手順(BCP)の確立、及び、その手順を有効に機能させるための教育や訓練、更新、災害に対する事前対策までを含めた管理プロセスのことを一般にBCM事業継続管理)といいます。
 ただし本指針では、BCP事業継続計画)を作成し、それを適切な状態に維持するための様々な活動を継続的に実施するという意味で、「BCPサイクル」と表すこととします。

プロセスとステップ
 本指針で説明するBCPサイクルは、次の5つの「プロセス」から構成されます。
   ① 事業を理解する
   ② BCPの準備、事前対策を検討する
   ③ BCPを作成する
   ④ BCP文化を定着させる
   ⑤ BCPの診断、維持・更新を行う

 これらの各プロセスは、いくつかの具体的な実施項目に分けられています。 この細分化された実施項目を、本指針では「ステップ」と表します。
 そのため、「それぞれのプロセスは、いくつかのステップから構成されている。」と理解して下さい。

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図 BCPの策定・運用サイクル

 


2.2 策定運用体制の確立     3.1 事業を理解する