トップページ財務サポート税制上手に使おう中小企業税制 50問50答

上手に使おう中小企業税制 50問50答

問35

「取引相場のない株式」の評価方法を教えて下さい。

答え
「取引相場のない株式」とは、全国の各証券取引所に上場されている株式及び気配相場等のある株式以外の株式をいいます。代表的なものは、「自社の株式」で、相続・事業承継にあたって重要な要素となるものです。
その評価方法は、次の通りです。
評価上の区分
「取引相場のない株式」の評価は、同族株主等は原則的評価方式で評価し、同族株主等以外の者は特例的評価方式(配当還元方式)で評価します。
原則的評価方式の評価
原則的評価方式には、類似業種比準方式と純資産価額方式があります。
特例的評価方式の評価
特例的評価方式の評価には、配当還元方式があります。配当還元方式とは、過去2年間の平均配当金額を10%の利率で還元して、元本である株式の価額を求めようとする方式です。同族株主以外の株主及び同族株主のうち一定の少数株式所有者が取得した株式については、会社の規模にかかわらず、配当還元価額という特例的評価方法によって評価をします。その計算方法は次の通りです。
会社の規模による区分と評価方式
支配株主の原則的評価方式は、会社の規模によって異なります。
(注)自分の会社の規模は、45ページの表で確認して下さい。
(1)大会社の場合
(原則的取扱い)類似業種比準方式により評価します。
(例外的取扱い)純資産価額方式による評価を選択することもできます。
(2)中会社の場合
(原則的取扱い)類似業種比準方式と純資産価額方式との併用方式で評価します。
(例外的取扱い)純資産価額方式による評価を選択することもできます。
【評価額の計算】
具体的には、中会社を大・中・小に区分し、それぞれ次の算式により評価します。
評価額=類似業種比準価額 × L+1株当たりの純資産価額 ×(1−L)
(注)Lについては、45ページを参照して下さい。
(3)小会社の場合
(原則的取扱い)純資産価額方式で評価します。
(例外的取扱い)次の併用方式による評価を選択することもできます。
【併用方式の算式】
評価額= 類似業種比準価額×50%+1株当たりの純資産価額×50%