トップページ財務サポート会計「中小企業の会計30問30答」

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信用力のある決算書とは、正しい記帳と適切な会計処理に基づいて作成されたもので、企業の真実な財政状態や経営成績を示すものをいいます。

会計情報に期待される役割として経営管理に資する意義も大きいことから、会計情報を適時・正確に作成することが重要である。

●正しい記帳
  正しい記帳とは、次ののすべてを満たすものです。
  記帳は、複式簿記の流れに従って、秩序整然とわかりやすく行わなければなりません。
記帳は、すべての取引事実を証拠書類に基づき、正確かつ網羅的に行わなければなりません。
記帳は、取引後できる限り速やかに行わなければなりません。

●正しい記帳に基づく会計帳簿の要件


(1) 会計帳簿の記載に当たっては、次の事項が明らかでなければいけません。

相手先の氏名又は名称
  取引の年月日
  資産又は役務の内容
  取引の金額

  (2) 請求書等の記載に当たっては、次の事項が明らかでなければいけません。
    書類の作成者の氏名又は名称
  取引の年月日
  資産又は役務の内容
  取引の金額
  書類の交付を受ける当該事業者の氏名又は名称

●会計帳簿の保存期間
  法人税法上は、次のように保存期間が定められています。

区  分
帳簿書類の例示
保存期間
帳    簿
総勘定元帳、現金出納帳、固定資産台帳、売掛帳、買掛帳、経費帳等
7年
(注)
決算関係書類
損益計算書、貸借対照表、棚卸表等



 現金・預貯金関係
領収書、小切手控、預貯金通帳、借用書等
 有価証券関係
有価証券受渡計算書、社債申込書等
 その他
(棚卸資産関係以外)
契約書、請求書、見積書、注文請書、仕入伝票等
 棚卸資産関係
納品書、送り状、貨物受領書、出入庫報告書、検収書等
  (注)平成13年3月31日以前に開始した事業年度のものは「5年」です。
  なお、商法では、「商人は10年間、その商業帳簿及びその営業に関する重要なる資料を保存することを要す」と定められています。
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