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がんばる商店街77選

にぎわいあふれる商店街アイデア商店街まちづくりと一体となった商業活動

愛知県名古屋市 大須商店街連盟

若者から高齢者まで楽しめるまち
電子マネー導入やAED(自動対外式除細動器)の設置などの取り組みに加え、手作りイベントの実施など、「ごった煮」的面白さにより恒常的な賑わいを創出。

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若者から高齢者まで様々な来街者で賑わっている大須商店街

大須商店街連盟

万松寺通商店街、大須新天地通商店街、名古屋大須東仁王門通商店街、大須仁王門通商店街、大須観音通商店街、大須門前町商店街、大須本通商店街、赤門明王商店街

所在地
愛知県名古屋市
会員数
約400人
商店街の類型
広域型商店街

事業実施の背景

大須大道町人祭りのオープニングセレモニー

商店街の概要

当該地区は大須観音の門前町で、東西約600メートル、南北約400メートルで囲まれた区域内にいくつもの道路が交差し、その主な通りには連坦性を持った8つの商店街が形成されている。アーケードタイプの商店街が主流で、個性的で多様な個店が集積した庶民的で広域的な商店街である。

8つの商店街には約400店舗、地区内全体では約1100店舗が集積し、あらゆる商品がそろっており、「ごった煮」的面白さがあるため恒常的な賑わいを呈している。また、若者から高齢者まで多種多様な来街者のニーズを満たすべく「大須ブランド」を構築しつつある。

商店街活性化への取り組み経緯

門前町としての大須は、商業の街として戦前まで大いに発展してきた。しかし、戦後、徐々に衰退の一途をたどり、名古屋市の中心地区である栄地区との間に若宮大通り(幅100メートルの道路)ができると「陸の孤島」化し、人通りの寂しい空き店舗ばかりの商店街と化した。

昭和50年に、この現状に危機感を抱いた地元商店街は大学の先生や専門家などと協力して「アクション大須」を実施し、この成功がきっかけとなり、昭和53年以降、「大須大道町人祭り」等の仕掛けを連続して行うとともに、これと前後して特徴ある大型店が出店してきたため、人通りが変わり、空き店舗が埋まっていった。大須観音に隣接してアーケードが設置されているため、参拝客が直接商店街を訪れることができる。

事業の概要

名古屋テレビ放送(メーテレ)のTV放送スタジオ

・最寄りの地下鉄駅構内には商店街方面の案内掲示がされている。

・地元テレビ局の放送スタジオが商店街の中にあり、平成16年4〜9月の半年間にわたって、月〜金曜日の夕方に毎日そのスタジオから生放送をしていた。

・商店街各所で商店街マップを無料配布している。マップには商店街振興組合に加盟していない店も掲載している。

・店主が高齢化して、来客者の需要に応じる商品(特に服、靴)を選定できなくなると、外から若い店長を呼んできて品物を変えて対応する店が多く見られ、外部の人による活性化が図られている。

・店主が扱う商品を変えることをあまり厭わない。家具屋を営んでいた人が儲からないと靴屋に商売替えをするといった柔軟な対応をしているのが強み。

・近所の不動産屋が出店希望者に対して空き店舗情報を提供しており、外部からの出店希望者も多いため、空き店舗は殆どない。

新しい取り組みと今後の動き

・平成17年7月1日から電子マネー「Edy」を導入。商店街の若者向けの衣料、雑貨店などを中心に約200店舗が参加、商店街で一時期に導入された事例としては、国内最大級となった。決済手段を広げ、サービス向上で利用客の増加を図る。安心・安全なまちづくりのため、AED(自動対外式除細動器)を1台設置。今後も設置箇所を増やす予定。

事業の効果

(1)商店街のイメージ定着

イベントのうち最大の「大須大道町人まつり」は、平成17年度で27回目(毎年1回)になる。例年、名古屋まつりと同時開催だが、今回は、万博のため名古屋まつりが早くなり、単独の開催となったにも関わらず、例年に近い動員があった。

(2)若手経営者及び組合員間の連帯感の向上

イベントの実行委員長(責任者)は、若手経営者から選任し、企画から立案から実施まで、各委員、組合員を牽引し、協力のもと運営。なお、実行委員長は毎年変わることが取り決めてられている。

(3)その他

・Edyを導入し決済手段の多様化と利便性を提供。

・AED導入による「安全安心な商店街」。

これらは新しい取組として、来街者サービス向上とともに、他地区に先行して取組、大須商店街の情報発信のソースでもある。

事業の課題

(1)集客増、購買増を目指す。

・イベントの内容の検討をして、新しいものを取り入れ常に新鮮なものとする。

(2)組合員の意識向上を図る

・個店の経営は、テナントがやや増加傾向のため、組合員意識の向上を図るとともに、組合員のメリットになる事業の検討。(今回 大須商品券を実施 2006年4月)

 

※ AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)とは、電気ショックが必要な状態を判断できる心臓電気ショックの器械である。

除細動(心臓への電気ショック)器の使用は、これまで医師・看護師・救急救命士などにしか許可されていなかったが、平成16年7月より除細動器の使用が一般市民にも認められ、最近では、駅・スタジアムなど、たくさんの人が集まる施設への設置が進んでいる。