トップページ 平成15年度 実践行動マニュアル

III−6.テナントリーシング


待っていれば、テナントが来ると思っていませんか?

〜積極的なテナント誘致活動が活性化事業成功の鍵です〜


 テナントリーシングについて知る

●テナントリーシングとは何か?

空き店舗や共同店舗に新しいテナントを探して、誘致するのがテナントリーシング、いわば不動産賃貸契約を行うことです。テナントリーシングによって新たな息吹をまちに吹き込み、商業地を活性化させることができます。中心市街地商業集積とテナント企業の良い出会いによって、まち全体の表情を変え活性化させていくことも可能です。
商業のテナントリーシングとは、待っているのではなく、出店して欲しいテナントに対して、こちらから積極的にアプローチし、交渉していくことが重要です。

●テナントリーシングを計画的に実施する

  • 前段のテナントミックス計画は十分に練れていますか?
  • 地域に合ったテナントを選ぶ際の、検討条件は何でしたか?
  • テナントリーシングの条件はどうやって決めるのですか?
  • テナントリーシングにはどんなやり方があるのでしょう?
  • テナントリーシングには、どんなものや資料が必要なのでしょうか?
  • テナント側企業に興味を持ってもらうための工夫をしていますか?
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● 事業の目的

  • お客さまが満足し、地域生活の向上に役立つ業種業態・機能のテナント誘致を図る→ニーズの確認
  • 中心市街地全体の鮮度や話題性、中心性、回遊性を高めるようなテナント誘致を図る→将来像の確認
  • テナント企業と地域商業がともに繁栄できるような、街づくりを目指す
  • テナントリーシングを成功させ、効率のよい活性化事業推進を行う

●テナント募集の進め方

  1. テナント候補リストは下記のような分類を前提に作成する。
    1. ナショナルチェーン
      全国的にチェーンとしてショップを展開しているテナント。知名度が高く取扱商品も豊富。
    2. リージョナルチェーン
      地方を主力として展開し、地域によってはナショナルチェーンをしのぐ影響力、販売力をもつ。
      その勢力範囲は数ブロックにわたる。
    3. ローカルチェーン
      地方市場を中心に展開しているチェーン。その商圏はある特定地域に限られている。
      リージョナルチェーンとの明確な区分けの基準はないが、ローカルチェーンの商圏が拡大するとリージョナルチェーンとなることが一般的。
    4. 地元単独店
      チェーン展開していないが、地元で個性を発揮し、顧客の支持を受けている有名店や老舗。
  2. 賃料・契約条件等を整理し、先方と交渉する。

  • 条件設定に際しては、周辺の平均賃料と、業種業態別の適正賃料水準を調べておきましょう。
  • 必ずしも思い通りのテナントが決まるわけではないので、1つの区画に対して、第1候補から第5候補程度まで、複数の案を用意しておきます。
  • テナントリーシングは、限られた期間内に効率的に決めていかなければならないので、大量のテナント情報が必要となります。またテナントによって、全国を駆け回ることが必要な場合も出てきます。実際のテナントリーシング活動は、独自に行うより、専門家に協力を求めた方がよいでしょう。
  • せっかく誘致したテナントも、採算が合わなければすぐに退店してしまいます。個々の商業者が努力し、地域全体の集客力を高めていくことが必要不可欠です。

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注意点
  • テナントリーシングは綿密な計画をもって実行する
  1. 初期のテナントミックス計画がしっかりしていないと、魅力あるテナント構成にならない。
  2. テナントミックス計画の方針や考え方に沿わないテナントは、敢えて誘致しないことも重要。
  3. 郊外商業施設等との競争が厳しいなか、ナショナルチェーンの誘致は容易ではない。地元の優良店も有力候補のため、日頃から評判店の情報を収集しておくことも重要である。
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