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上島珈琲貿易株式会社及びマック珈琲株式会社の産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法に基づく中小企業承継事業再生計画の認定について

平成21年10月2日
中小企業庁

〜中小企業承継事業再生計画の認定第1号〜


経済産業省は、上島珈琲貿易株式会社及びマック珈琲株式会社から提出された「中小企業承継事業再生計画」について、平成21年10月1日付けで認定を行いました。

上島珈琲貿易株式会社は、収益性のある珈琲製造事業及び喫茶店事業を会社分割によりマック珈琲株式会社に承継させるとともに、残った上島珈琲貿易株式会社を清算する「第二会社方式」を用い、事業再生を図ります。


1.本件の概要

上島珈琲貿易株式会社及びマック珈琲株式会社から平成21年9月14日付けで提出された「中小企業承継事業再生計画」について、産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法第39条の2第4項に基づき審査した結果、同法第2条第22項に規定する中小企業承継事業再生を行う者として、同法で定める認定要件を満たすと認められるため、平成21年10月1日付けで中小企業承継事業再生計画の認定を行いました。

事業を承継するマック珈琲株式会社は、今回の認定により、分割に伴う資本金の額の増加及び不動産の所有権移転に係る登録免許税の軽減措置を受ける予定です。

2.中小企業承継事業再生の実施時期

平成21年10月 〜 平成25年10月

3.申請者の概要

<特定中小企業者(※1)>
  名   称:上島珈琲貿易株式会社(承継後は、商号を「珈琲貿易株式会社」に変更)
  資 本 金:1,000万円
  代 表 者:上島 淳史
  本店所在地:大阪府堺市美原区太井122番地1

<承継事業者(※2)>
  名   称:マック珈琲株式会社(承継後は商号を「上島珈琲貿易株式会社」に変更)
  資 本 金:100万円} (承継後は資本金を1,000万円に増額)
  代 表 者:上島 淳史
  本店所在地:大阪府堺市美原区太井122番地1

(※1)過大な債務を負っていること等により財務の状況が悪化し、事業の継続が困難となっている中小企業者
(※2)中小企業承継事業再生計画により事業を承継する事業者(第二会社)

4.今回の中小企業承継事業再生計画の概要

(1)概要
 <経緯>

  • 昭和7年の創業以来、関西中心にコーヒー豆の卸売と喫茶店事業を展開。昭和46年頃からフランチャイズ形態で喫茶店MUC珈琲を展開。
  • 平成7年、パチンコ店内でのコーヒーワゴンサービス事業に参入。しかし、パチンコ業界の低迷とともに、同事業の赤字が膨張していった。また、借入金の返済が資金繰りを圧迫。その後、不採算事業による負債増加、不動産の時価下落等により実質債務超過となり、平成20年9月、民事再生の申請に至った。
  • 平成20年12月、上島珈琲貿易株式会社は、同社の事業を引き継ぐ目的で新会社であるマック珈琲株式会社を設立。
  • 平成21年7月16日、大阪地方裁判所が民事再生計画の認可を決定。
  • 平成21年8月13日、上記認可決定が確定。

<計画内容>
上島珈琲貿易株式会社が有する収益性のある珈琲製造事業及び喫茶店事業を、マック珈琲株式会社が吸収分割により承継するとともに、上島珈琲貿易株式会社は清算する。上記会社分割の効力の発生は、平成21年10月1日とする。

会社分割後、清算予定の上島珈琲貿易株式会社は、商号を「珈琲貿易株式会社」に、事業を承継するマック珈琲株式会社は、商号を「上島珈琲貿易株式会社」に、それぞれ、変更する。

既に不要資産の売却や不採算事業からの撤退を進めており、今後さらに各部門の徹底したコスト削減、店舗レイアウトの変更、売れる商品パッケージの開発等を行うことで事業の再生を図る。

(2)スキーム図
スキーム図

(3)計画終了時点の目標
【中小企業承継事業再生による事業の強化】

  • 有利子負債/キャッシュフロー 10倍以内
  • 経常収支比率 100%以上

【従業員の推移】

  • 承継時点における上島珈琲貿易株式会社の従業員数60名
    → 事業承継後のマック珈琲株式会社60名
    ※パートを含む全ての従業員をマック珈琲株式会社で雇用。

参考資料


(本発表資料のお問い合わせ先)


近畿経済産業局 中小企業課
 担当者:山本、前原、麻野
 電話:06-6966-6000(内線2320〜2326
   :06-6966-6023(直通)

中小企業庁 経営支援課
担当者:岸本、桐部、高橋
電話:03-3501-1511(内線5331〜5335)
  :03-3501-1763(直通)