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経営革新事例集

「じゅうたんクリーニング」の常識を打ち破る!

株式会社アートマルワ

安全・安心なクリーニングシステム!

写真:安全・安心なクリーニングシステム 当社は、じゅうたんクリーニング専門業者。国内では5社しかないという大型設備を所有している。しかしながら、創業以来大手業者の下請けだったため、多忙の割には収益が上がらない体質だった。そこで消費者の環境意識や清潔観念の高まりに対応すべく、安全・安心で優しいクリーニングシステムを開発した。
 一般的なじゅうたんクリーニングは、表面に洗剤を撒き、上澄み分を洗浄するだけ。同社の新システムは、じゅうたんからほこりなどを取り除いたうえで、天然素材の洗剤で丸洗い。さらに抗菌・防臭効果をもたらす「光触媒加工」を表面に施す。
 これにより化学洗剤の使用を抑えることができる

受注先の理解が得られず売上高が激減も、環境問題に敏感な大手企業の評価を得る

写真:作業風景 この技術をもとに下請けからの脱却と新規顧客の開拓、エンドユーザーへの直販体制の確立を目指し、経営革新計画を策定した。大型洗浄機などを導入し、大量処理体制を整えた。しかしながら、付加価値を高めたこの処理はコストがかかるため、クリーニング店など受注先に手数料の増額を求めたが、多くの受注先からの回答は「質より値段」というものであり、なかなか理解が得られなかった。嶋田社長は「それでも信じる道を進んだところ、注文は半減した」と振り返る。
 直接広告する予算もない中で状況を打開するため、環境に敏感な大手企業と取組みを推進することとした。社長がにらんだ通り、大企業との提携はうまくいき、環境問題に敏感な各種大手企業や組合など新規の取引先が増加した。じゅうたんクリーニングは引っ越し時に行われることが多いため、大手引っ越し業者とも提携した。

単価上昇で売上は回復し利益率も着実にアップ

 企業評価の高まりから、大手レンタル業者のイベント用テントやカーペットのクリーニング依頼なども舞い込むようになった。嶋田社長は「これは想定外でした。当社は冬から春の閑散期対策が課題であったが、これらの需要でしのげました。」と話す。取扱量ではまだ下請け時代に及ばないが、1本あたりの単価が上昇したため今期の売上は注文が激減する以前に回復する見込みだ。そして、下請けから脱却したことで利益率はアップした。今後も全国の企業に営業を強め、強固な経営基盤を確立していく方針だ。

経営革新計画承認テーマ

 「下請け企業」から「エンドユーザーへのサービス提供企業」への転換

計画承認月 平成16年6月

使った支援策
 無し

企業の概要

所在地:奈良県奈良市小倉町倉立1161-1
業種:特殊クリーニング業
資本金:20,000千円 設立:昭和63年
従業員:7名
電話:0743-84-0327
FAX:0743-84-0328