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相談事例その3:リース物件の保守・修繕について

相談内容

1.Faxの機器を5年のリース契約で使用していましたが、契約切れ3ヶ月前に使用不能となりました。修理を申し入れると修理不能と言われ、解約を申し入れると解約は出来ないと言われました。
2.また、この際、新機種と入れ替える新たなリース契約を締結すれば、現在のリース料残額を免除しても良いと言われました。

    どうしたらいいのでしょうか。

問題点と対応

1.リース契約とは
 一般にリース契約とは、ユーザー(借り主)が必要とする物件を、リース会社(貸し主)が、サプライヤー(売り主)から購入して、ユーザーに貸し与えて料金を得るというものです。リース物件の所有権はリース会社にあります。リース契約の中途解約は原則としてできないことになっているのが一般的です。しかし、残りのリース料の一括払いまたは規定の損害金を支払うことにより中途解約ができることもあります。
 また、物件を返還しても、ユーザーは残る期間のリース料を支払わなければなりません。なお、このリース料の支払を拒否しても、リース会社からは債務不履行を理由として残りのリース料相当額の損害賠償を請求されます。
2.リース物件の保守・修繕について
 リース物件の保守・修繕については、リース会社は責任を負わず、ユーザー負担となります。ゆえに、契約に当たり慎重を要します。
 リース契約では、ユーザーの費用負担で物件の保守・修繕を行うことが義務付けられていますが、実際にはユーザーとサプライヤー(またはメンテナンス会社)との間で保守契約を締結し、ユーザーがリース料とは別途に毎月の保守料を支払って、物件の点検、整備、故障の修理等をしてもらうことによりこれに対処することになります。
3.現在の機種の残期間のリース料は一般的にはユーザーが支払うことになりますが、新機種との入れ替えについては、旧機種の契約の処理方法、または他社との比較を検討された上で、交渉してみることも一案かと考えられます。

参考

  • お尋ねの内容から、リース契約の中途解約と、Faxの機器が稼働しないことによる損害とは別のこととしてお考え下さい。
  • リース会社はユーザーの必要とする物件をサプライヤーから購入し、ユーザーに対しては5年間で物件代金を回収できるようにリース料金を定め、物件を貸し与えて事業をしているわけですから、中途でその契約を解約され、リース料金が支払われなくてもよいということになりますと、リース会社自体の経営が成り立たなくなります。

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