資料04  BCPの有無による緊急時対応シナリオ例

(8)卸・小売業(火災)

 

BCP導入なし企業

BCP導入済み企業

想定

●小規模な食料品スーパーを経営(従業員3名+パート店員5名)。
●平日の夕方、店内で火災が発生。陳列棚が燃え始める。

当日

●火災を発見した店員は、周囲に知らせず、1人で消火器による初期消火を始める。
●火災を知ったお客さまは、パニック状態で店外に避難。煙を吸って気分が悪くなったり、逃げる際に倒れて打撲を負ったお客さまもあり。
●119番通報が遅れ、消防隊が消火活動を行うが、店は全焼してしまう。

●火災を発見した店員が周囲に大声で知らせる。
●消火器による初期消火、119番通報、お客さまの避難誘導を店員が手分けして行う。
●お客さまの避難誘導は、予め定めてあった避難計画通りに実施。全員がケガ無く店外に避難。
●早期鎮火できないと周辺住家に延焼するおそれもあるので、店員が1軒1軒回って住民に知らせる。
●消防隊が到着。店は半焼で鎮火する。

数日間

●1週間後は、火災現場の後片付けに着手せず。
●従業員には前月分の給料を払えないまま、当面の休業を告げる。

●翌日から、住民へのお詫び、後片付けを従業員の手助けを得て実施。
●1週間後、近くの空き店舗を借りて仮営業を開始。

数ヶ
月間

●1月後、金融機関から巨額の融資を受けてスーパーの営業を再開するが、火災発生時の対応が批判され、売上げが落ちる。
●ケガを負ったお客さまから損害賠償を訴訟される。

●火災に伴う損害の大半は、加入していた火災保険と利益保険でカバー。
●建物を改築、1ヵ月後に営業を再開。

 


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